ペルセウスのお話
ビクセンのワークシートで紹介した、秋の夜空に輝く星座たち。今日紹介するのは、右手にメドゥーサの首をもち、左手に剣を持つ、とても勇敢な青年ペルセウスのお話。
アルゴスという国の国王の孫として誕生したペルセウス。国王は「いずれ孫に殺されるだろう」という予言者の言葉を聞き、産まれたばかりのペルセウスと母ダエナを箱に閉じ込め海に流してしまいます。セリフォスという島にながれつき、心優しい漁師に助けられたペルセウスとダエナはその島で暮らすことになりました。やがて青年へと成長したペルセウスは、力の強い美しい若者となり、国中から愛される存在になりました。それを気に入らないセリフォスの国王は、ペルセウスを国外へ追放するため、メドゥーサ退治へと向かわせます。命の危険を感じながらも、女神アテネと神の使いヘルメス、妖精たちの力をかり、無事メドゥーサを討ち取りました。セリフォスへ帰る道、岩にくくりつけられ、今にも怪物(おばけクジラ)に食べられそうなアンドロメダ姫をみつけ、救出。姫を救ったことで、アンドロメダ姫の両親、ケフェウス王と王妃カシオペアに歓迎され、アンドロメダ姫と結婚することになりました。まだまだペルセウスの旅には、続きはあるのですが、それはまた今度。
秋の夜空には、このお話に登場した、ペルセウス、アンドロメダ、ケフェウス、カシオペア、おばけクジラ(くじら座)が星座になって輝いています。星空をみあげ、お話を想像してみてくださいね。