バリ島のグリーン・スクール
学校と聞いて、どんな建物を思い浮かべますか? 校門と運動場のある、時計のついた四角い校舎でしょうか? そんなイメージとはかけ離れた学校が、バリ島にあります。校舎には窓も扉もなく、椅子も机もそしてサッカーのゴールも、ほとんどが竹でできています。山や川、畑、牧場もあって、その広大な風景すべてがキャンパスです。2008年にウブド郊外に開校した「グリーン・スクール」は、新しいスタイルのインターナショナルスクール。下は2歳から上は15歳まで、世界中から集まったさまざまな国籍の子どもたち約100人が通っています。
国語や算数といった机の上の勉強はもちろんですが、むしろ力を入れているのは、子どもたちが自分で責任をもって物事を実践し、成し遂げていくことができるようなプログラム。野菜や家畜を自分で育てたり、カフェを経営したり、地元の川の水質調査をしたりと、子どもたちは授業の中で、自分で考え行動する力を身につけます。たくさんの緑と明るい太陽のもとで、いきいきとした子どもたちの声が響いています。
www.greenschool.org
※グリーン・スクールは、マンモス19号「平和をつくろう!」で紹介しています。