my friend Isabelle, Woodbine House

ダウン症をテーマにした絵本&アプリ my friend Isabelle

子どもたちと障害について話をするときに、一緒に読みたい絵本「my friend Isabelle」をご紹介します。簡単な英語とかわいらしい絵でとても読みやすい絵本です。iPhoneやiPad用アプリもあり、こちらは英語を読み上げてくれます。
「ぼくの名前はチャーリー。そしてぼくの友達のイザベル。
ぼくとイザベルは同い年。ぼくとイザベルは、違うところがある。
ぼくは背が高い。イザベルは背が低い。
ぼくは走るのがはやい。イザベルは時間がひつよう。
(中略)
ママはいった。違いがあることは、世界をすばらしいものにしてくれるんだって。」
物語の中では、イザベルがダウン症であることについては明確に述べられてはいません。ただ、イザベルとチャーリーは同じところもあるし、違うところもあるということ。そして違いがあることはすばらしいというメッセージが込められています。
チャーリーが大切にしているのは白黒のネコのぬいぐるみで、イザベルはメグという名の人形。障害があるかないかの違いは、二人がいつも持ち歩いているぬいぐるみが違うのと同じような、個性の違い。お互いが違うから、一緒に遊んでいて楽しい。障害の有無に関わらず、子どもたちを育てるのに大切な視点が描かれた絵本です。
出版社のWoodbine Houseは、障害を持つ子ども達とその家族のために、ダウン症、自閉症、脳性まひ、注意欠陥障害など、それぞれの障害に関連した絵本を数多く出版しています。
» 『my friend Isabelle』
iPhone, iPod用のアプリはこちらです。
http://www.picpocketbooks.com/my-friend-isabelle/