歌川国芳 「たとゑ尽の内」 嘉永5年(1852) 大判三枚組 【後期】

浮世絵のユーモアを楽しむ、歌川国芳展|静岡市美術館

葛飾北斎や歌川広重と同時代に活躍し、武者絵や戯画、風刺画などで人気を博した江戸の浮世絵師・歌川国芳(1797-1861)。その没後150年を記念した展覧会が静岡市美術館で開催されています。8月2日より展示を総入れ替えしてスタートした後期展示では、大勢の人が集まって顔を作っている有名な寄せ絵「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」や、鯨の大捕物を描いた「宮本武蔵の鯨退治」、猫の何気ないしぐさをとらえてを擬人化した「たとゑ尽の内」など、前期に引き続き、国芳のユーモアあふれる作品の数々を見ることができます。
小学生以上を対象とした「キッズアトリエ・国芳とあそぼう」では、国芳が描いた浮世絵の素材を使って、飛び出すカードやしかけカードをつくったり、猫の絵を切り貼りして猫語呂合わせカードをつくったりと、美術館ならではのおもしろいものづくりが体験できます。江戸の浮世絵の奇想天外なセンスに触れることで、子どもたちも楽しいアイディアが生まれるきっかけになりそうですね。
没後150年 歌川国芳展
会場:静岡市美術館
 〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F » MAP
会期:2011年7月9日(土)〜8月21日(日) 月曜休館
【関連ワークショッププログラム】
夏休み!しずびキッズアトリエ 国芳とあそぼう
日時:7月26日(火)~8月14日(日) 月曜休館
  ①10:30~11:30 ②13:00~14:00 ③14:30~15:30
会場:静岡市美術館 ワークショップ室
対象:各回とも小学生以上 20人
料金:各回とも200円 (インフォメーションでお支払いの上、会場へ)
申込:申込不要、当日先着順
» 静岡市美術館 http://shizubi.jp/