ワークショップレポート:カードを使って理想の家具や家をつくりました
9月10日(土)、ハーマンミラー×マンモススクールのワークショップ「House of Card – 親子で理想の家具や家をつくろう」が行われ、10組あまりの親子ペアが、東京・丸の内にあるハーマンミラーストアに集まってくれました。会場で配られたのは、A3サイズほどの硬くて厚い20枚のカード。カードの色や穴の形はいろいろあり、周囲には切り込みが入っています。この切り込みを組み合わせていくことによって、立体的な形を自由に作ることができるのです。アイデアの元になったのは、ハーマンミラーとコラボレートして、たくさんの名作家具をデザインしたイームズが1950年代に発表した「ハウス・オブ・カード」。トランプほどの大きさのカードを組み合わせていろいろな形を作れるようになっています。今回のワークショップは、それよりも大きなカードを特注で用意し、ハーマンミラーのデザインにインスピレーションを得ながら、本当の家具にもなりそうな大きな作品を親子で作ってもらいました。
ワークショップの先生を務めていただいたのは、建築家の加藤匡毅さん。GEOGRAPHとして建築や空間設計に関わる活動を行っていて、鳥と友達になるための道具「BIRD ECHO」なども製作しています。先生からのアドバイスは、「自分の家のどこか具体的な場所を思い浮かべて、実際にそこに置くことを考えて作ってみよう」ということ。例えば、毎日かばんを置く玄関、リビングの日の当たる場所に植物を置くための窓辺、自分の部屋の大事なものをしまう場所など。組み立てた作品は、子どもたちの想像力次第で、椅子やテーブル、お家など、いろんなものに見えてきます。カードには、組み立て前にシールやステッカーを貼ったので、どのカードを組み合わせても世界にひとつしかないオリジナルの作品が出来上がります。製作後、一人ずつ発表してくれた作品は、「穴が開いていて表紙の見える本棚」「プールのある保育園」「宝物入れ」「飼っているウサギのためのおうち」「5階建てのマンション」「いつも玄関に放ったらかしになっているランドセルを置く棚」「大事な人形をしまうドールハウス」「弟にこわされたくないプラモデルをしまうための箱」など、どれも楽しく想像力あふれるものばかり。親子でデザインした理想の家具や家は、世界にひとつしかないオリジナルプロダクトとして素晴らしいものになりました。作品の写真は当日のtwitter (@mammothschool)や、facebookのページにアップしていますので、ぜひあわせてご覧ください。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。またの機会をどうぞお楽しみに!
» 9.10(土) ハーマンミラー × マンモススクールワークショップ 親子で理想の家具や家をつくろう @ハーマンミラーストア