モンキーマジック代表・小林幸一郎「見えないチカラ」
視覚障害を持つ人にクライミングの楽しさを伝えるクライミングスクール「モンキーマジック」の代表・小林幸一郎さんの生き方を追った書籍が出版されました。小林さんは、20代後半から視覚障害の症状が出始める中、フリークライミングに打ち込み、世界の舞台で活躍するフリークライマーとなりました。障害のあるなしに関わらず、岩や壁という同じフィールドで楽しさを共有できるスポーツとして、フリークライミングの魅力を伝える活動をしています。
また、1月27日(金)には、ワークショップ形式の出版記念パーティが開催されます。「見えないチカラ」をテーマに多様性について考える内容となっています。プログラムの詳細はこちら。
【書籍情報】
『見えないチカラ ~ 視覚障害のフリークライマーが見つけた明日への希望 ~』
小林 幸一郎 著
2011年12月14日発行(アスペクト出版)
28歳で、失明の告知を受けた、盲目のフリークライマー・小林幸一郎氏の力強い生き方・信念を追ったドキュメンタリー。視力を失いながらも、常に上を目指し人生の壁を登り続け、上を向いて生きる姿は、同じ障害を持つ人々だけでなく、今の時代に生きるすべての人たちに、生きる勇気と喜びを教えてくれます。
【著者経歴】 小林幸一郎(こばやし こういちろう)
大学卒業後、旅行会社、アウトドア衣料品販売会社などを経て、33歳で独立。16歳(高校2年)でフリークライミングと出会う。28歳のときに眼病が発覚、将来失明するという診断に失意の日々も送るが、その後さまざまな出会いから現在の活動を開始。第一回障害者クライミング世界選手権、視覚障害男子の部優勝。視覚障害者へのフリークライミング普及活動を行う「NPO法人モンキーマジック」代表理事。
http://www.monkeymagic.or.jp/