時間ってなんだろう?|Time is Wonder|mammoth No.13
1日は24時間、1年は365日、時間は絶え間なく同じスピードで流れているはずなのに、私たちが感じる時間はじつにさまざま。あっという間に過ぎる時間もあれば、なかなか経たない時間もある。つい先日のことなのに遠い過去のように思えたり、ずいぶん昔のことなのに昨日のように感じることもある。時間について考えはじめるとふしぎに思うことばかり。
「だれも私に尋ねないならば私は知っているが、もし尋ねる人があって、答えようとすると私は知らない」これはキリスト教の大司教で、思想家でもあった聖アウグスティヌスのことばですが、時間とはまさにそのようなもの。私たちはいつも時間のなかにいて、時間とともに生きているのに、時間とはなにかと問われたら、たちまち答えが見つからなくなってしまう。さわることも見ることもできない時間とは、いったいなんなのでしょう?
『マンモス』13号の特集は、近いようで遠い存在、どこかとらえどころのない「時間」がテーマ。人類が歩んだ時の歴史やさまざまな時間感覚の話など、親子で時間のふしぎにふれられるような特集を組みました。時間というフィルターをとおし、なんでもない日常をのぞいてみてください。そこには今まで気づくことのなかった、新しい世界が広がっているはずだから。
Mammoth #13
パパ、ママ、時間ってなに?
2006年9月30日 発売
時計の歴史や、タイムマシンについてのお話など、目には見えない“時間”をキーワードにさまざまなトピックを取り上げます。
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