北方民族博物館『極北の島 グリーンランド』展
北海道網走市にある北方民族博物館にて、『極北の島 グリーンランド』展が開催されています。グリーンランドエスキモーの人々は、氷と海にはさまれた海岸部に住み、海の資源をたくみに利用して、寒冷な環境に適応した生活を営んできました。本展では、カヤックや銛(もり)などの伝統的な狩猟用具をはじめ、ヨーロッパの影響をつよく受けてきた民族衣装や、工芸品として世界的に人気の高い彫像(トゥピラク)など、北の狩猟民エスキモーの知恵や技術をうつす民族資料を紹介します。冒険家・植村直己さんが使用したグリーンランド式の犬ぞりも展示されています。
また、9月15日(日)には、関連イベントとして、造形作家の結城伸子さんによる講習会「結城伸子とつくるグリーンランドのリストウォーマー」を開催します。ビーズを編み込んだリストウォーマーは、民族衣装にあわせる女性用の装飾アイテムで、ヨーロッパからビーズが入ってきた半世紀ほど前から作られるようになりました。編み図を見ながらビーズを編み込んでいくので、初めてでも簡単につくれるそうです。詳細はこちら。
極北の島グリーンランド 氷海のハンター、エスキモー
会期:2013年7月13日(土)~10月14日(月)
会場:北方民族博物館 特別展示室
北海道網走市字潮見309-1
http://hoppohm.org/