人の心を癒す花のエネルギー|ホワード七歩子 セラピスト

著書『フラワーエッセンスヒーリング』など、花の香りを用いたカウンセリングやトリートメントをおこなうセラピスト、ホワード七歩子さん。『mammoth』花特集ではホワードさんのインタビューを掲載しています。
「花がもつエネルギーには、恐怖や悲しみ、妬みといった人のさまざまな感情に作用して、心を癒してくれる力がある。それがフラワーエッセンスの考えかたです。これはイギリスの医師、エドワード・バッチ博士が開発した花のエッセンスで、植物の成分を抽出するのではなく、エネルギーを転写してつくられています。晴れた日の朝、きれいな湧き水で満たしたガラスのボウルに花を浮かべて3~4時間ほど太陽に当てるなど、いくつかの方法で花のエネルギーを転写させています。
バッチ博士は人のさまざまな感情に効く花を、臨床実験をくりかえしおこない38種類選び出し、フラワーエッセンスを完成させました。38種それぞれが私たちの感情のアーキタイプに対応しています。そのひとつにゲンチアン(和名:リンドウ)のエッセンスがあります。紫色の釣り鐘型をしたリンドウの花は、咲いていても閉じているかのようで、全開はしません。その花姿から「本音を話したがらない疑り深い心」、裏を返すと「一度信じれば深く信じることができる心」といったリンドウの思いをくみとることができます。気落ちしやすくなっているときや、心配性で疑り深いタイプの人には、ゲンチアンのエッセンスを処方します。ほんの数滴ずつ飲みつづけていると、自分を信じる心が沸きあがってくるようになるんですね。 
人はさまざまな感情の「弦」をもっていて、そのなかには錆びついてしまっているものも。フラワーエッセンスはその弦をピンッと刺激して、ふたたび心地よく響くようにしてくれるのです。」
ホワード七歩子 ほわーど・なほこ
1968年、東京都生まれ。身体の心を聞き、気の流れを読みとるカウンセリングや気の流れを活発化するトリートメントをおこなうセラピスト。著書に『フラワーエッセンスヒーリング』『The Tree Angel Oracle』などがある。
» mammoth no.28 FLOWER