パラモデル《トミ串》2006年、和歌山県立近代美術館蔵

おいしいアート 食と美術の出会い|横須賀美術館

横須賀美術館にて、食にまつわる作品をテーマにした企画展「おいしいアート 食と美術の出会い」が開催されています。私たちにとって、「食べる」ことは生きていくうえで欠くことのできない行為であると同時に、日々の楽しみのひとつでもあります。美術の歴史をたどると、食にまつわる作品は、数多く残されてきました。西洋では、「最後の晩餐」のような伝統的な主題を描いた宗教画や、野菜や果物を描いた静物画などにおいて、食にまつわる作品を見ることができます。19世紀以降、セザンヌによって静物画が絵画表現の実験場となると、食の表現はますます多様化していきました。日本においても、食の表現は日本画・油彩画に問わず現れ、現代のアート・シーンにも引き継がれています。
本展では、「Ⅰ 食事の前に―農耕・狩猟・採集」「Ⅱ 食材の姿、色、かたち―静物画から多彩な表現へ」「Ⅲ 食卓の情景―神々の物語から現代社会へ」「Ⅳ 現代アート×食」というテーマに分け、西洋の伝統的な表現から日本の現代アートまで、食と美術の関係を紐解きながら、食をめぐる多彩な表現を紹介しています。芸術と食欲の秋、目で見て味わうアートをお楽しみください。
おいしいアート 食と美術の出会い
期間:2014年9月13日(土)~11月3日(月・祝)
会場:横須賀美術館(横須賀市鴨居4‐1)
詳細は公式ページにてご確認ください。
横須賀美術館
http://www.yokosuka-moa.jp