大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-|国立歴史民俗博物館
「ニセモノ」と「ホンモノ」の関係とは? 「ニセモノ」がもつ役割とはなんでしょう? 国立歴史民俗博物館にて、3/10(火)より企画展示「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-」が開催されます。陶器や書画のニセモノ、偽酒や偽金、イミテーションやレプリカ、人魚のミイラなど… ジュラ紀から現代までにわたる、さまざまな「ホンモノ」と「ニセモノ」を展示し、その複雑な関係を紹介します。
– 私たちの日常生活では、お金をもうけるためだけの「食品偽装」や「ニセブランド」など、他人を騙す「ニセモノ」の話題に事欠きません。しかし本来、「ニセモノ」と「ホンモノ」は非常に微妙な関係にあり、「明と暗」「黒と白」といった単純なわけ方ができない場合もたくさんあります。「ニセモノ」は、暮らしのなかで重要な役割をもち、さまざまな歴史をもっています。また、「ニセモノ」が「ホンモノ」を乗り越え、文化的な創造性を発揮することもあります。さらに、博物館で作られる研究目的の「ニセモノ」は、「ホンモノ」よりもむしろ研究価値が高い場合さえあるのです。この企画展示では、「ホンモノ」に対する「ニセモノ」を単に展示するのではなく、「ニセモノ」と「ホンモノ」の複雑な関係が、時代や社会背景によって、どのような原理で振幅してきたのかを明らかにしていきます。(プレスリリースより)
企画展示「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-」
開催期間:2015年3月10日(火)~5月6日(水)
会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B(千葉県佐倉市城内町 117)
開館時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)※開館日・開館時間を変更する場合があります。
休館日:月曜日(休日の場合は翌日が休館日となります、3月30日は開館)
料金:一般 830(560)円 / 高校生・大学生:450(250)円 / 小・中学生:無料 /( )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。※毎週土曜日は高校生入館無料です。
公式サイト:
https://www.rekihaku.ac.jp