『がいこつ』

子どもたちに共鳴する、からだ絵本

子どもたちに共鳴してくれそうな、からだにまつわる絵本。絵本の店・トムズボックスの土井章史さんに紹介していただきました。
「4、5歳から小学校低学年ぐらいの子どもは、本当におもしろいね。からだとこころがまだ一体になっている状態といえばいいのか、微妙な状態。だから大人の僕らは、彼らの疑問にハッとする。なにかその疑問は人類が始まったときからずーっと持ち続けてきた疑問で、これからも変わらない疑問のような気がする」(マンモス18号「からだとこころ」より)
がいこつ』詩:谷川俊太郎 絵:和田誠
もし僕が死んでがいこつになったら、ちょっとちがう僕の肉体。だから大好きなようこちゃんと縄跳びもして手もつなげる。和田誠の描くがいこつは、やさしくて、ユーモアがあります。
おふろのおふろうくん』作・絵:及川賢治・竹内繭子
子どもは、はだかんぼが大好き。この絵本は、そんな子どものおふろの解放感がダイナミックに表現されています、お父さんと入るおふろは、また子どもにとって格別かもしれません。
さるのせんせいとへびのかんごふさん』作:穂高順也 絵:荒井良二
大人は結論を欲します。みんな結論や答えをだすように育てられてきました。が、本当の喜び、遊びはなんでしょう? 展開のおもしろさ、その展開を感じることこそおもしろいと思いませんか。この絵本を開きましょう。