世界の手袋 WARM HANDS AROUND THE WORLD
あなたは、お気に入りの手袋を持っていますか? 世界に現存する手袋のなかでいちばん古い手袋は、古代エジプトの少年王ツタンカーメンのお墓に入っていた麻の手袋だといわれています。3,000年以上前、この手袋をどんなふうに使っていたのかは、はっきりとはわかりませんが、きっとツタンカーメンのお気に入りの手袋だったのではないでしょうか。
冬の寒さや夏の日差しから手を守ってくれたり、結婚式やお葬式などの大切な儀式のときには特別な素材できたものを身につけたりと、手袋にはいろんな役割があります。コットン、ウール、動物の革、化学繊維にゴムなど、用途やつくられる場所によって、素材もさまざま。
マンモス32号収録「世界の手袋 WARM HANDS AROUND THE WORLD」のページでは、大阪にある国立民族学博物館に所蔵されている世界の手袋を紹介します。ひとつひとつていねいにつくられた手袋は、どれもつくり手のぬくもりが感じられるものばかりです。
※ mammoth No.32「HANDS」掲載。