【COLUMN】 暮らしとともに遊び、遊びの中で学ぶ vol.07 -月の満ち欠けを観察する-

10月17日は新月。
お月さまと過ごす1ヶ月の始まりの日。

今日から新しいスタート
これから少しずつ少しずつ満ちていくお月さま
15日後、まんまる顔のお月さまが夜空で輝いている

丸いお月さまはこれから毎日少しずつ少しずつ欠けていきます
次の新月を迎えるために。

 
お月さまのカレンダーは29.5日

昔の人はお月さまのことをこんなふうに呼んでいました。

16日目のお月さまは「十六夜(いざよい)」
月の出が十五夜よりも少し遅くなって『月が恥ずかしがってい』と。

17日目のお月さまは「立待月(たちまちづき)」
月の出はさらに遅くなって、人々はお月さまを外で待っている。

18日目のお月さまのことは「居待月(いまちづき)」
さらにさらに月の出は遅くなり、人々は座ってお月さまを待つ。

19日目になると、まだかまだかと首を長くしてお月さまの出を待っていたことから
「寝待月(ねまちづき)」と呼んでいたそうです。

お月さまが出てくるのを今か今かと待つ時間もまた好し
と、なんだかお月さまとの会話を楽しんでいるような。
 

お願いごとや新しいチャレンジをしてみよう!

お月さまは太陽に照らされている
お月さまは地球のまわりを回っている
だから太陽の光に照らされている場所が毎日変わる
太陽の光が当たらないところは影になる
地球にいる私たちにはお月さまの全ては見えなくて
太陽の光に照らされている部分を見ることができる

私たちは毎日、笑ったり喜んだり、哀しんだり泣いたり、怒ったり。

お月さまもおんなじように毎夜違う顔をしている

例えば、気持ちよく晴れた秋の日。
子どもたちの楽しそうに笑う声をたくさん聴いていたお月さまは
夜が待ち遠しくて待ち遠しくて。

太陽の光をたくさんもらって満面の笑みを浮かべているかのような
そんなふうに輝いているようにも感じる

新月の日は、お願いごとをしたり新しいことを始めるのに好い日と言われがあります。

目には見えないけれど、たしかにそこにいてくれる10月17日のお月さま。
お月さまへあなたがいま願っていることをお話してみたり、
新しいことにチャレンジする姿を見せてあげたり。

お月さまのカレンダーで過ごす日常
お月さまを見上げながら
今日を思い出したり
明日にワクワクしたり

お月さまとの毎日の何気ないおしゃべりを楽しんでみたり。