photo: Mie Morimoto

黄色のあいのてさん・片岡祐介さんの即興音楽

全国各地で即興音楽ワークショップを開催している、黄色のあいのてさんとしてもおなじみの音楽家・片岡祐介さん。身近にある物や身体を使っていままで思いもよらなかった方法で音をつくりだし、新しい音楽の世界の扉をひらいてくれる音のマジシャンです。
「毎回、どんな音楽にしようか事前にイメージするのですが、会場に着いたら考えてきたことすべてを忘れることにしています。もちろんなにも考えないわけではないですが、かといってそのイメージにしばられることもしたくはない。だからワークショップというよりコラボレーションだと思って、いつも自分がいちばん音楽を楽しんでいます」
マンモス22号の「Mammoth Kids × Artist」のページでは、片岡さんがダウン症、自閉症のこどもたちを中心とした絵の教室「アトリエ・エー」のこどもたちと一緒に音楽セッションをしています。
「音楽に関して言えば、障害のあるなしはあまり関係がなく、発する音を聞いても障害があるかどうかなど見わけがつきません。やりたくなければ無理してやらなくてもいいわけだし…。とくに即興音楽の場合、そこにいるメンバーで、いまここでいちばんおもしろいことを夢中になってやるという感覚が大切。今日のメンバーはかなり個性がはっきりしていたので、バンドとしては最高でしたね。そして今日は、楽しいということは、それだけで価値がある、と再確認した一日でした」。
この時できあがった曲は「マンモス22号 User’s Manual」ビデオのBGMに使っていますので、ぜひ聞いてみてください。
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