谷川俊太郎と絵本の仲間たち|ちひろ美術館・東京
詩人・谷川俊太郎の言葉にのせて描いた、堀内誠一、長新太、和田誠の3人の作品を紹介する「谷川俊太郎と絵本の仲間たち― 堀内誠一・長新太・和田誠―」展が、ちひろ美術館・東京で開催されています。谷川俊太郎が「特別な存在」であり、自身の創作にも大きな刺激を受けたと語られる3人。イラストレーター、デザイナーの枠にとどまらないダイナミックな仕事ぶりで、すぐれたエディターでもあった堀内誠一。言葉をあつかう詩人でありながらノンセンスへの憧憬を抱いてきた谷川が、その作品に常に驚かされ、魅せられてきた長新太。次々と斬新な作品を発表する “名コンビ”であり、「地に足のついたユーモア」と評して信頼を寄せている和田誠。三者三様の魅力が光る多彩な絵本の世界が紹介されています。会期中は、谷川俊太郎さんが書き下ろした特製おみくじや内田也哉子さんとの対談、谷川親子による子どもワークショップなどイベントも用意されていますので、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。
谷川俊太郎と絵本の仲間たち ― 堀内誠一・長新太・和田誠―
会期:2011年10月26日(水)~2012年1月29日(日)
会場:ちひろ美術館・東京 展示室2・4
〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2
ウェブサイト:http://www.chihiro.jp/tokyo/
谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)1931-
東京生まれ。1952年、詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩作のほか、翻訳、エッセイ、シナリオ、絵本、作詞などジャンルを超えて活躍、各地での朗読ライブ活動も精力的に行っている。1962年「月火水木金土日の歌」で日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1985年に『よしなしうた』で現代詩花椿賞、1993年に『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2005年『シャガールと木の葉』『谷川俊太郎詩選集1~3』で第45回毎日芸術賞、2008年に『私』で詩歌文学館賞、2010年に『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞を受賞。