こども映画館|東京国立近代美術館フィルムセンター
小・中学生を対象とした映画体験イベント「こども映画館★2012年の夏休み」が、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催されます。活弁と音楽付きでよみがえる喜劇映画特集をはじめ、不思議な動きがいっぱいのアニメーション作品、こども向けのニュース映画や乗り物映画などいろいろなオモシロ映画が日替わりで上映されます。駅に列車が到着するまでを撮影した、映画が誕生した最初期の作品『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1895年 フランス)や、アメリカの文化遺産に指定された喜劇映画『南北珍雄腕比べ』(1926年 アメリカ)、アニメで愉しく描かれる小学生の一日『茶目子の一日』(1931年 日本)、きつねとたぬきの親子が化かし合う、今見ても面白い昭和8年の作品『動絵狐狸達引(うごきえこりのたてひき)』(1933年 日本)、マヨネーズが出来るまでを描いた『マヨネーズ物語』(1972年 日本)など、楽しそうなタイトルが並びます。こどもたちが映画館に集まり、みんなが暗闇の中で集中して大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する―かつてはごく当たり前だった、こうした映画の原風景の素晴らしさを今日のこどもたちにも味わってもらいたいと思います。
こども映画館★2012年の夏休み
日時:2012年7月27日(金)、28日(土)、8月3日(金)、4日(土)
(7/27および8/4は活弁・演奏つき)
会場:国立近代美術館 フィルムセンター 小ホール(地下1階)
〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目7−6 アクセスマップ
協力:IMAGICA
※参加は事前申込制です。こどもたちのためのイベントですので、成人の方々の単独でのお申し込みはご遠慮願います。
各プログラムの内容、お申し込み方法、料金など詳細はこちら。
7月27日(金) 午後1時30分〜 活弁と音楽の世界―ニコニコ大会
ニコニコ大会とは喜劇映画をまとめて見られる上映会。観客が一緒になって楽しめる映画ならではのこの体験を、活弁と音楽とともに実感してみよう。
『マックスの近視眼』(1910年)/『石川五右ヱ門の法事』(1930年)/『南北珍雄腕比べ』(1926年)
7月28日(土) 午後1時30分〜 不思議な動きと物語♪
アニメーションには、不思議な動きがいっぱい!いろんな時代の、映画ならではの面白さを体験してみよう。
『マクラレン開会の辞』(1960年)/『線と色の即興詩』(1955年)/『動絵狐狸達引(うごきえこりのたてひき)』(1933年)/「アサヒホームグラフ No.37」(1940年)/
『チコタン ぼくのおよめさん』(1971年)/『おこんじょうるり』(1982年)
8月3日(金) 午後1時30分〜 いろいろなオモシロ映画
線が動く!折り紙が動く! そして…マヨネーズが踊る!? アニメーション、人形劇から、実験映画、折り紙映画、企業PR映画など普段なかなか目にすることのない作品を親子一緒に楽しもう。
『めんどりの踊り』(1942年)/『5万匹 へんないのしし』(1962年)/『茶目子の一日』(1931年)/『花ともぐら』(1970年)/『マヨネーズ物語』(1972年)日本/監督:清本隆男/『ホーム・マイホーム』(1970年)/『いたずら椅子』(1957年)
8月4日(土) 午後1時30分〜 活弁と音楽の世界―映画と乗り物
列車や馬車や自動車からタルまで…映画には昔から乗り物がたくさん!乗り物と一緒に映画の歴史を発見しよう!
『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1895年)/『アメリカ消防夫の生活』(1903年)/『大列車強盗』(1903年)/『ドリーの冒険』(1908年)/『悪太郎(キートンの強盗騒動)』(1921年)
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