土をつくっているのは?
土は何からできているのでしょう? ナチュラリストのケビン・ショートさんに、土について教えてもらいました。
「地面のなかにうずもれている葉っぱをよく見てごらん。まわりは腐って、葉脈だけが残っているのを見つけることができる。そして、その近くにはミミズやダンゴムシを見つけることができるだろう。彼らが土をつくってくれているんだ」
植木鉢に入れる土は園芸店でも売っていますが、実際に自分でつくってみると、土がどうやってできているかよくわかります。まず用意するのは、適度な大きさの木の箱。その中に、土や腐葉土、それにミミズを入れ、野菜くずを入れます。長い時間をかけて野菜が土に還り、栄養満点の土ができます。
畑や森、公園の花壇など、地面の下はどうなっているんだろうと想像してみよう。アリやミミズはどんな風に暮らしているんだろう、と見ることのできない地中の世界を想像することも大切です。葉っぱが落ちて、ミミズやダンゴムシが土を作り、植物が育っていく。すぐ足元の世界に、地球のサイクルを見つけることができるのです。
» マンモス16号「地球とあそぼう」