クリスマスのテーブル｜イギリス家庭のクリスマス

クリスマスには何を食べますか？ イギリスでは、やはりターキー（七面鳥）の丸焼きが欠かせません。クリスマスが近づいてくると、イギリスのスーパーマーケットや肉屋にもところせましと並びます。クリスマス当日は、朝からオーブンがフル稼働。メインディッシュのローストターキーのほか、付け合わせのジャガイモや芽キャベツが一斉に焼かれていきます。
お料理も大事ですが、もっと大切にされているのは、みんながそろってテーブルを囲み、時間をかけて食事を楽しむこと。クリスマスの日は、午後2時ごろからディナーが始まります。新しいテーブクロスを敷き、ふだんはしまってある銅のカトラリーを丁寧に磨いて食卓を整えます。部屋もいつものダイニングではなく、特別な部屋を使ったりすることも。ほとんどの店は早く閉まり、バスや電車もお休みになります。街は静かになるけれど、それぞれの家の中は賑やか。特別な日であるクリスマスのテーブルは、日々の幸福を確かめるためにあるのかもしれません。