自分の「いま」に敏感になること|高橋盾(ファッションデザイナー)
先のことなんて考えられないんですよ。未来のビジョンとか計画なんて、一度も立てたことありません。
アンダーカバーはTシャツからはじまって、東コレやパリコレのショウに出るようになった。インパクトが強い服をつくったり、ショウで人を驚かせることはおもしろかったし称賛も受けたんだけど、ふと「この服は自分たちが普段着られないのでは」と思った。それでショウを辞めて、もっと自由に自分たちが着れる服をつくろうと…
未来のために豊かな「心」を|長谷川眞理子(行動生態学者)
「未来は、動物も植物も、いまある種類の25%ぐらいが絶滅します」。
ちょっと厳しいかもしれませんが、これは国連で発表された生態系の未来像の一部です。人間がどんなに努力しても、50~100年ほどでこのような未来が実現してしまうでしょう…
宇宙はさらに広く身近な存在に|阪本成一(JAXA 宇宙科学研究所教授)
宇宙とひと言でいってもいろいろあります。宇宙観測、宇宙移住、宇宙旅行にわけて未来の話をしましょう。
まずは、宇宙観測について。宇宙から届くメッセージをすべて受け取って詳しく解析できれば、宇宙の成り立ちがわかるかもしれない。でも、それを受け止めるための望遠鏡の性能にはまだ限りがあります…
多様な価値観の成熟した未来|いとうせいこう(文筆家・ラッパー)
人類は20世紀に急激に年をとった。わずか数十年で思春期から青年期を駆け抜け、いまはどうやって熟年期を迎えるかを探っている時代。老いを悲劇と見れば暗い気分になるけど、むしろ分別のある暮らしをする「成熟したカッコいい大人」になるのが、人類の未来なんだと僕は考えたい…
DRAW YOUR FUTURE みらいをかこう!
みんなの想像は、未来をつくる源。『mamomoth』21号に収録されている「みらいをかこう!」のページには、真っ白なフレームが並んでいて、子どもたちといっしょに未来の絵を描けるようになっています。こちらに印刷用のページを用意しましたので、ご家庭や学校で、服や家、乗り物、食べ物、学校など、ひとつひとつ想像しながら描いてみましょう
みらいをかこう作品発表!
今年10月に西宮阪急で開催された「マンモス展」。会場では、マンモスno.21のテーマでもある「THE FUTURE―未来」に合わせ、来場したお子さんに自分たちの未来を描いてもらいました。