絵本作家インタビュー:元永定正さん
元永定正さんインタビュー「純粋に面白いものを作りたい。その一所懸命なところに、子どもは心を動かしてくれるんやないかなあ」
── 元永さんの作品を見るたびに思うことなのですが、絵と文章、どちらが先に生まれるのでしょうか?
「『もこもこもこ』はどちらが先というのは、ようわからん。ニューヨークで同じマンションに住んでた頃のことが、谷川さんの頭にあったんやろうね…
絵本作家インタビュー:谷川俊太郎さん
詩人・谷川俊太郎さんと、前衛画家・元永定正さんは、50万部を越える大ヒット絵本『もこもこもこ』を初めとして、数々の「赤ちゃんに大ウケ」する絵本を生み出しています。ふたりの絵本がなぜ赤ちゃんに愛されるのか、その秘密を知りたい。そんな気持ちから、お話をうかがいに行きました。
谷川俊太郎さんインタビュー「ちっちゃいうちに、愛情に包まれた言葉をちゃんと身につけておくと、あとの人生、生き易いんじゃないかな」
谷川俊太郎と絵本の仲間たち|ちひろ美術館・東京
詩人・谷川俊太郎の言葉にのせて描いた、堀内誠一、長新太、和田誠の3人の作品を紹介する「谷川俊太郎と絵本の仲間たち― 堀内誠一・長新太・和田誠―」展が、ちひろ美術館・東京で開催されています。谷川俊太郎が「特別な存在」であり、自身の創作にも大きな刺激を受けたと語られる3人…
ミナ ペルホネン長江青さんによる絵本「ぐるぐるちゃん」
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」でデザイナー、プレスとして活動する長江青さんが、初めての絵本を手がけました。かわいいリスのおはなし『ぐるぐるちゃん』は、2歳前後の小さなこどもを思いながらつくられた絵本です。のびのびとした感性で綴られたストーリーと絵は、読み返すたびに心を温かく、楽しい気分にしてくれます。
小林敏也さんによる画本宮澤賢治原画展&幻燈会
宮澤賢治の画本シリーズの制作をライフワークとする小林敏也さんの原画展が、10月4日からポレポレ坐にてはじまりました。期間中、7日(金)と8日(土)には、幻燈+朗読会イベントもあります。「オッベルと象」「雪わたり」「よだかの星」「どんぐりと山猫」などの朗読、そして小林さんが操作する幻燈…
大切なことは、みんな子どもに教わった|加古里子さんインタビュー
「表紙をめくってすぐの見返しがただの色紙だなんて、せっかく手にとってくださった子どもさんに申し訳ないじゃない」。絵本作家、加古里子さんは、子どもの遊びを観察し続け、常に子どもの気持ちになって作品を作り続けてきました。会社勤めのかたわら制作を始め、82歳となった現在まで出版した本は500冊以上。そのどれを読んでも、やさしく、明るい力に満ちた「子どもたちへのメッセージ」が込められているのです。
加古里子”という名前を聞き覚えがない人でも、彼の作った絵本を見れば、幼少時代に読んだ記憶が、当時の思い出とともによみがえってくることでしょう。おとなになった今、改めて作品を読み返してみると、子どもが持っている可能性を信じ続けた加古さんの、温かく凛としたまなざしが感じられ、はっとさせられます。加古さんの本を受け入れ、楽しく読んだあの頃の自分から見て、今はどのような「おとな」になっているのだろう。そんなことを考えながら。