海の危険を 身体で感じて|八幡暁(シーカヤッカー)
僕のおこなっているグレートシーマンプロジェクトは、オーストラリアから日本に広がる広大な海域を、シーカヤックといういわば「人力」だけで航 行しようというもの。この計画を知ると人は僕のことを「勇気ある冒険者」のように言ってくれますが、自分ではまったくそう思ってはいないんです…
不思議にみちた深海の生きもの
深海とは、多くの場合水深200mよりも深い領域をさします。地球上の海の深さの平均は約3,800mというから、海のほとんどが 深海といっても過言ではありません。その海のなかでももっとも深いとされている場所は、太平洋にあるマリアナ海溝 のチャレンジャー海淵。なんと水深10,900m以上もあります。
“知恵”を育む海あそび|海野義明(NPOオーシャンファミリー代表)
数十年前まではここ葉山の海の周辺にも大家族が多く住んでいて、子どもたちは、親だけでなく近所の大人たちと普通に接し、いろいろなことを学びとっていました。学校が終われば当たり前のように海に出かけ、遊ぶなかで自然の美しさや怖さを知っていったんです…
Mammoth #24 OUR OCEAN Issue | User’s manual
3月15日より配布されている『mammoth』24号「OUR OCEAN」特集の楽しみ方を紹介するビデオクリップです。波に浮かぶ小さな瓶は、私たちにどんなメッセージを伝えてくれるのでしょう? 海の専門家へのインタビューやワークシートなど、身近な海のことをもう一度親子で見直してみましょう。
二酸化炭素に苦しむ ヒト、海、地球|篠宮龍三(プロフリーダイバー)
フリーダイビングは、心地よさと苦しさが交じりあう競技。僕にいろいろなことを学ばせてくれます。深くまで潜って水面に上がってい くとき。吸いこまれるように水面に近づいていって、フィンを動かさなくても心地よく加速していく感覚は、陸上では味わえません。水面の向こうには太陽の光がキラキラと輝いていて…
省エネで暮らす 海の生物|佐藤克文(海洋生物学者)
僕がおこなっているバイオロギングという研究方法は、ウミガメやペンギンにデータロガーという小型記録 計をとりつけ、どのくらいの深さまで潜るか、どのくらいの速度で泳ぐかといったデータを収集するもの。この方法によって、人間には見えない海の生物の生態がわかるんです…