Photo: Tomoki Hirokawa

大切なことは、みんな子どもに教わった|加古里子さんインタビュー

「表紙をめくってすぐの見返しがただの色紙だなんて、せっかく手にとってくださった子どもさんに申し訳ないじゃない」。絵本作家、加古里子さんは、子どもの遊びを観察し続け、常に子どもの気持ちになって作品を作り続けてきました。会社勤めのかたわら制作を始め、82歳となった現在まで出版した本は500冊以上。そのどれを読んでも、やさしく、明るい力に満ちた「子どもたちへのメッセージ」が込められているのです。
加古里子”という名前を聞き覚えがない人でも、彼の作った絵本を見れば、幼少時代に読んだ記憶が、当時の思い出とともによみがえってくることでしょう。おとなになった今、改めて作品を読み返してみると、子どもが持っている可能性を信じ続けた加古さんの、温かく凛としたまなざしが感じられ、はっとさせられます。加古さんの本を受け入れ、楽しく読んだあの頃の自分から見て、今はどのような「おとな」になっているのだろう。そんなことを考えながら。
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3.20(日) 片岡祐介さんの即興音楽プログラム @ マンモススクール 西宮阪急

黄色のあいのてさん・片岡祐介さんの即興音楽ワークショップが、今年3月に神戸で開催したマンモススクール・プログラムで開催されました。身近にある物や身体を使って、みんなで音を楽しみながら音楽をつくるプログラムです。片岡さんと子どもたちが、いろんな楽器を使って即興音楽に挑戦しました。片岡さんのカバンの中から出てきたのは、たくさんの楽器や音の出る道具。太鼓やマラカス、木琴、アフリカの楽器、100円ショップの笛、金物屋さんで探した金ダライまで。
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 安彦幸枝

地球を想い、地球と生きる|カナダの環境活動家、セヴァン・カリス=スズキさんインタビュー

「どうやってなおすかわからないものを壊し続けるのはもうやめてください」
1992年、セヴァン・カリス=スズキとその友人グループは“ECO”(子ども環境NGO)を設立、自分たちで旅費を貯め、リオ・デ・ジャネイロで開催された「地球サミット」に参加しました。このサミットでセヴァンは、各国の代表や大使、銀行家などの前で演説をおこなったのです。「世代間をつなぐ愛の瞬間」と後の彼女が名づけるそのスピーチは世界中の脚光を浴び、多くの聴衆が感動の涙を流しました。
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 Photo: Sachie Abiko

自分の「学び」しだいで、世界の見えかたは変わる|上田信行さんインタビュー

『セサミストリート』を初めて見たときにすっかりシビれてしまった上田信行さんは、それがきっかけで教育学に携わるようになりました。教育というとちょっと堅苦しく思ってしまいがちだけれど、じつは「学ぶ」という行為は、アクティブでパワフルで、なにしろとっても楽しいこと! 大学や自ら創設したアトリエでのワークショップなど、実践的研究をとおして、どうやったらこのうえなく真剣に楽しく「学び」を実践できるかを探求する上田さんに、上手に学ぶコツを、教えてもらいました。
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音楽をとおして心と心でふれあう旅|ジェイク・シマブクロさんインタビュー

ハワイの潮風のように優しい音色を届けてくれるウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロ。彼が近年取り組んでいるのが、日本国内の学校を訪問する〈ふれあいの旅プロジェクト〉。肢体不自由児療護施設も訪問し、音楽をとおしてたくさんの子どもたちと交流してきた彼に、そのプロジェクトのエピソードや故郷ホノルルの思い出を語っていただきました。
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 Photo: Machiko Fukuda

子どもが教えてくれた、ポジティブなエネルギー|アン・サリーさんインタビュー

2001年のデビュー以来、そのやさしくあたたかい歌声と、透明感のある独特な存在感で数多くの音楽ファンを魅了してきたアン・サリーさん。歌手としての側面に加え、お医者さんというプロフェッショナルな職業も続けられ、おまけにふたりのお子さんのママでもあるという彼女。しかしながらギスギスしたところのない、あのたおやかなムードは、いったいどこからかもし出されるのでしょう?
NHK『みんなのうた』で紹介された「のびろのびろだいすきな木」という曲が大きな反響を呼びました。作詞は知的障害を持つ19歳の青年。詩とアートを組み合わせた展覧会「NHKハート展」に寄せられた6316編の詩から選ばれたものです
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